曙太郎 vs ボブサップの記録!
12年後のリベンジ
【はじめに】
K-1での対戦ではないのでボブサップ戦といえども無視しておこうとは思いましたが、曙のインタビュー記事を読むとあの日の試合からずっと苦しみ続けてきたとのこと。そう言われると私も気になってしまいます。
というわけで曙太郎のファイトを特別に記録したいと思います。
2003年12月31日の記録はこちら ⇒ 曙太郎vsボブサップの記録!
試合の経緯や概要
今年2015年、PRIDEを主催していた会社代表だった榊原信行氏と元PRIDEの高田延彦氏が総合格闘技団体、RIZIN FIGHTING FEDERATION(ライジン・ファイティング・フェデレーション)を設立。今回が初興行になるのだがこのようなビッグイベントを組み込むことができる実力派団体である。
ただ団体名が長過ぎですね。カッコつけ過ぎると"東北楽天ゴールデンイーグルス"のように下品になります。
■企画名:RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015
(ライジン・ファイティング・ワールド・グランプリ・2015)
■対戦日:2015年12月31日(木・大晦日)
■会 場:さいたまスーパーアリーナ
■地上局:フジテレビ系列にて15〜20時生放送
■衛星局:スカチャン(PPV:3,240円 税別)
※曙が出ない12/29の詳細は無視します
● 2015年11月27日
同団体の統括本部長 高田延彦氏がバラエティー番組に出演し、大晦日に12年ぶりとなる『曙vsボブ・サップ』戦を行なうと明かにした。2003年12月31日の同カードではボブサップが1ラウンド2分58秒でKO勝ち。瞬間最高視聴率が43.0%と驚異的な数字をたたき出した。フジテレビの放送も決定してる。
● 2015年12月4日
曙太郎はこれまで所属していた全日本プロレスを11月2日に退団していたことを明かし、新会社「王道」を立ち上げたと発表した。新事務所は故ジャイアント馬場さんの自宅なんだとか。
全日を退職した後にボブサップ戦の話しが舞込んできたのか。それともボブサップ戦でのファイトマネーで全日とゴタゴタして退職せざるを得なくなったのか。そこは想像するしかないのだが、12年前に43.0%もの瞬間最高視聴率というお化け記録があれば超高額なファイトマネーが動くため、新会社を設立したくなる気持もわかります。RIZINで行なわれるボブサップ戦は王道所属として出場。
● 2015年12月8日
RIZINは出場選手を集めた記者会見で、曙vsボブ・サップについては「特別ルール」を採用しシュートボクシング(SB)、3分3ラウンド制で行うと発表した。寝技や肘打ちを禁止したSBルールではで立ち技でしか戦えないが、関節技、絞め技、投げ技はできるボクシングに毛が生えたルールのようである。
会見で曙は「12年前の大晦日で負けまして、ずっと苦しみ悔しさを心の奥の奥まで押し込んで前に進んだんですけど、いずれはやりたいリベンジしたいって思っている矢先にこの話が来ました。...
正直、体のことも歳のこともプロレスのことも考えたんですけど、このムカムカした気持ちを今やらないとチャンスが来ないと思って、全て切り捨てこの試合をすることにしました。変わった曙を見て判断してもらえれば幸いです。大晦日は絶対に勝ちに行きます」と答えた。
12年前との違いを問われると「プロレスをやったことでリングの使い方がわかりました。丸いリング(土俵)から変わって、どこで力を使って休んだらいいかわからなかったので多少身につきました。プロレスで覚えた動きがいかせると思います。(決着については)まずは1ラウンド目を終わって2ラウンド目に作戦を考えます」と答えた。
● ボブ・サップについて
2013年に引退したボブ・サップは引退するまでの12試合全敗(総合格闘技)しており、自分の記憶を自分で消したかったのかはわからないが「催眠術師」になり韓国で大活躍している。
ボブ・サップ過去12試合の戦績
【試合結果】 | 【対戦者】 | 【対戦日】 |
1R 0:35 ギブアップ負け | エジソン・フランカ | 2013年8月8日 |
1R 1:18 TKO負け | エメリヤーエンコ・アレキサンダー | 2013年5月25日 |
1R 1:28 ギブアップ負け | デュシャン・パナジョトヴィッチ | 2012年9月15日 |
2R 2:00 TKO負け | キム・ジョンデ | 2012年6月16日 |
1R 1:29 ギブアップ負け | トルゲン・アキルベコフ | 2012年6月8日 |
1R 0:12 TKO負け | ソア・パラレイ | 2012年5月18日 |
1R 0:39 TKO負け | マリウス・プッツナウスキー | 2012年5月12日 |
1R 1:52 ギブアップ負け | ジェームス・トンプソン | 2012年3月11日 |
1R 1:18 ギブアップ負け | ホーレス・グレイシー | 2012年2月11日 |
1R 3:04 TKO負け | マロ・ペラック | 2011年12月16日 |
1R 0:43 ギブアップ負け | アッティラ・ウカル | 2011年4月30日 |
1R 1:45 TKO負け | スタブ・エコノム | 2011年3月11日 |
催眠術師となったサップに今さら試合が出来るとは思えないが、英語が通じるハワイ出身の曙太郎へ試合までに暗示を掛ける卑怯な手を使うのかも知れない。怖いよぉー(笑)
● ボブ・サップについて2
全盛期に月収1億2000万円も稼いでいたボブサップは人気が落ち始めて格闘家を引退。その後、催眠術師になりK-1の暴露本「野獣の怒り」を出版。2015年4月には小林幸子のプロレスデビューの相手役にまで落ちぶれてしまっている。
曙太郎もこれまで情けないことを数々やっているのであまり言えないのだが、大晦日にタレントプロレスラー同士でザ・ショータイムという醜い試合になることは間違いなさそうだ。なんか知れば知るほど記録するのがどうでもよくなってきました。2015年12月26日付
● 計量前日に小競り合い
試合が行なわれる”さいたまスーパーアリーナ”で、試合前日に一般公開で両者の計量が行なわれた。曙太郎が190kg、ボブサップが150kgだった。
計量後の写真撮影では険しい表情でにらみ合い、ボブサップがシャツを脱いで曙に投げつけると、曙は軽く突っ張りを放って応戦する小競り合いに...引き離そうとした高田延彦統括本部長らが両者の巨体に挟まれれたりするなど一波乱あった。
つかみは十分、いやいやこれが「王道」です。2015年12月30日付
大晦日、ボブサップとの決戦
いよいよこの日がやってきました。
曙太郎いけぇー!
ここで改めて両者を紹介
曙太郎 | ボブ・サップ |
出身地:アメリカ 生年月日:1969年5月8日(46歳) 身長:203cm 体重:233kg(公称) 外国人として初の横綱となり、若乃花・貴乃花の若貴兄弟の最大のライバルとして大相撲人気を頂点に押し上げる。11回の幕内優勝を重ね、01年に引退。その後は、曙親方として東関部屋で後進の指導にあたっていたが、03年に大相撲協会を退職。同年にK-1参戦を表明し、年末にはボブ・サップと対戦すると、最高視聴率43.0%を叩き出しNHK紅白歌合戦を超える快挙。その後も、K-1、総合の試合に臨み、現在はプロレスラーとして活躍中。今回は12年前の屈辱を晴らすべくサップとのリベンジマッチへ臨むことが決定。「横綱」の、そして「王道」の意地を見せることができるか。 |
出身地:アメリカ 生年月日:1974年9月22日(42歳) 身長:200cm 体重:159kg(公称) 幼少より様々なスポーツを学び、大学ではアメフトの選手として活躍する。97年にNFL入りするも怪我に泣かされ、00年に現役を引退。その後、プロレスラーとなり、02年にはPRIDEのリングで日本デビューを果たす。圧倒的なパワーで白星を量産し、K-1ではアーネスト・ホーストを二度にわたり撃破し、列島にサップブームを巻き起こした。現在も、世界各国のリングに上がり、積極的に試合をこなしている。12年前に紅白超えを果たした黄金カードだけに、曙を返り討ちにし、再びサップ旋風を巻きこしたい。 |
早速ですが、12年前とは違って今ではという動画サイトがあり、私が実況記録したところで動画を観るのが手っ取り早いのです。
私的にはあまり面白くないんですけど、動画に勝るものはないのでそこは割愛させていただこうと思います。
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試合は3分×3ラウンド制で始まりましたが、曙の流血により試合続行が困難となり2ラウンド途中で判定になりました。
その結果、ボブサップの判定勝ちで終わりました。
うぅーん。仮に流血がなかったとしても、3ラウンド終わって判定となればパンチの少なかった曙は負けたような気がします。ざんねぇーん
マケボノ汚名返上ならず!
私はガッカリしてチャンネルを変え、また次のチャンネルを...という具合に観ていました。
そしてNHK紅白歌合戦にチャンネルを合わせたとき、私の心境にピッタリな唄が流れていてきました。
今も聞こえる ヨイトマケの唄
私にはこんな書き方しか出来ませんが、大相撲時代から曙太郎をずぅーっと応援し続けています。また曙が立ち上げた「王道」の興行が福岡で行なわれる際には見に行きます。
ガンバレ曙!
最終更新日 2016年1月4日
余談:Yahoo!トピックスの2015年最後の見出しはこうなっていました。
やっぱり曙の人気は絶大です。