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にわか
「達の記録館」サブの表紙

日常の喜怒哀楽を写真付きで綴るエッセイ

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ど素人が電通九州へ行く

12月8日、NIWAKA2006のイベントに私の作品がどう関わるのか? 株式会社電通九州(クリエーティブ1部部長、アートディレクター)、福岡アーティストクラブ代表をされていらっしゃる伊藤敬生さんに直接お話を聞いてきました。

九州電通APCR局クリエーティブ総括部

電通九州 APCR局クリエーティブ総括部

伊藤さんはネットでメイキングビデオを何度か観てくださっていて(ありがとうございます)よかったのですが、同席されていたNIWAKA2006のイベント実行委員の田邉さんはまだ観ていないとのことで、ほとまず持参したマスターDVD(全16分53秒)を観てからの話になりました。

田邊さん、伊藤さん

左:たつ

中:九州電通クリエーティブ1部部長アートディレクター伊藤さん

右:株式会社アプトクリエーションプロデューサー田邉さん

プロが真面目な表情で全編ちゃんと観ています。

恥ずかしいというより、とんでもない場所に来てしまったなと顔が引きつりビビっている私でした。

その結果、面白いなと言っていただき博多リバレインで行われる「FUKUOKA CM大上映会」の中で流すことが決定しました。

怖かったよぉー

でも、やったぁー

伊藤さん、田邊さん。ありがとうございます!

但し「3時間のイベントで16分はちょいと長いね」ということで、時間の空きができれば全部流すし、時間がなければその部分だけ流すと臨機応変に放映してくれるそうです。田邊さんにマスターDVDを渡しました。

16分でいくか。15秒で終わるか。楽しみですね。

NIWAKA2006

ちなみに、福岡県民なら誰でも知っている「山笠のあるけん、博多たい」のコピーはプロデューサーだった田邉さんが作られたそうです。

田邉さんによると、当時「山笠のあるけん 博多ばい」「山笠あるけん 博多たい」など、色々な形で異論が出たらしく、このことが新聞にも取り上げられて一騒動あったらしいです。

すったもんだしたあげく、田邉さんのコピーどおり「山笠のあるけん 博多たい」に落ち着いたとのことです。そんな話があったなんて知らなかったので「へぇー」って何度もなりました。その他にも色々と聞かせていただきました。

【マメ知識】

田邉さんから聞いきたこれが正解

●山笠あるけん博多たい(誤り)

●山笠あるけん博多たい(正解)

間違って覚えている人が多いです。


■伝統銘菓 博多山笠(洋菓子の欧州)のCM

博多には 安泰を祈る縁起担ぎやしきたりが 今も息づいている

その中で生まれ育った博多っ子は

あけっぴろげで人がいい

すこしばかり横行で祭り好き

粒あんをフレッシュバターでくるんだ粋な味

伝統に生きる銘菓 博多山笠

山笠のあるけん 博多たい!!

私は子供の頃から、この言葉を何かあるにつけ使ってきましたけど「ばい」になると他県から来た人が博多は怖い荒いって感じがすので、やっぱり「博多たい」の方が好きです。

また「クリープを入れないコーヒーなんて」も田邉さんが考えられたそうです。

後世に残るもの作れるって凄いことだし正直言ってとても羨ましいなと感じました。

その他、伊藤さんからも業界のなどをお聞きすることができました。業界は裏話ばかりで面白く、私は目を丸くして「すっごいなー」を連発してしまいました。

広告業界で活躍するってのは気力も体力も気配りも必要なんですね。ほんとに凄い仕事です。

そんなこんなで、上映日時が決まったところで電通九州さんから徒歩5分の「たつみ寿司」へ3人で昼食に行きました。

たつみ寿司

●たつみ寿司 福岡市中央区長浜2-4-134 092-715-8175

すると、業界人らしき別なお2人が席で待っていらっしゃいました。

えっ... 誰、誰。

着席するまで何も言わない伊藤さん。怖いわ...(^o^;) 笑

お食事

左から

株式会社ワンダーランドハウスプロデューサー馬場さん

株式会社電通テック元支社長 大森さん

株式会社アプトクリエーションプロデューサー田邉さん

色白で貧弱ななの私たつ

撮影:伊藤さん

大森さんと馬場さんは32年前に「にわかせんぺい・CM」に携わった方で、サイプライズで伊藤さんが声を掛けてくれていたのでした。プロ4人に囲まれて最後まで顔が引きつりました。

大森さんは、電通テックの前身となる電通映画社で32年前に「にわかせんぺい」のCMに制作進行係をしておられた方で、当時の撮影風景や瓦壁の撮影現場など貴重なお話をお伺いし、現在お母さん役はああなってる。ぜんじ君役はこうなってる等の話まで伺うことができました。

大森さんは叩き上げ出で支社長になったお方なので貫禄って言うんでしょうか、映画監督のようなものすごい迫力があり、映像についての取り組み方が流石と言うしかありません。でも、話はとても面白くて一流芸能人を起用した際の「えっ?うそやろ?」ってなマル秘エピソードをたくさん聞かせていただき驚きというか大笑いしてしまいました。(笑)

また、大森さんの言葉の中で「白を撮りたければ黒を持ってこい」というのが心に響きました。

こう言ってしまうと怒られるかも知れませんが、達の記録館的に解釈すると「自分がモテたければブスを持ってこい」ってところだと思いました。失礼しました。(^_^;)

馬場さんはCM製作の専門会社でプロデューサーをしておられ「CM作るにあたって見積書は一応は出すけれど、その契約書なんてもんは一切無くなくお客様とは口約束程度でやっていく業界なんですよ」と仰っていたのに驚きました。

私なんて口約束で作業するとえらい目に遭うもんで、契約書は絶対に必要だもんなぁーって自分に置き換えて考えてしまいました。

たつみ寿司さんで2時間20分程いろんな話を聞かせていただきました。ありがとうございます。

業界の方と話す機会など人生1度もなかったので、とてもいい思い出と記録ができました。

『クリエイターってカッコイイ』憧れます。

東雲堂のにわかせんぺいCM・30秒版

それから、全国の「東雲堂のにわかせんぺい」CMファンの方へ

ぜんじ君

2006年現在も15秒版のCMが流れていて、誰もがこの15秒版しか無いと思っているようですが、実は...

30秒版のCMがあるとのことです。

私も始めて聞きました。驚きです!

CMが完成直後の頃(32年前)には30秒版を流していたこともあったそうで、電通さんに保管してあるその貴重なCMを特別に観せていただきました。

お坊ちゃんが倒れる(ぜんじ君がお坊ちゃんをぶっ飛ばしたと思われる)シーンから始まり、お母ちゃんが博多弁まる出しで15秒版よりもさらにぜんじ君を叱っているシーンが含まれています。

博多弁まる出しのお母ちゃんのインパクトも凄いです!

■30秒版だけにある2つのシーン

お坊ちゃん喧嘩

お母ちゃん

■30秒版にだけある台詞

こらっ ぜんじ

また喧嘩してきたっちゃろ

母ちゃんなよその人と会うたんびに

ほんなこと恥ずかしか思いばっかしよーとよ

はよ 謝り(ことわり)ば言うてきんしゃい はよ

たまには 喧嘩に 負けてこーい

ごめーん

東雲堂のにわかせんぺい

東雲堂さんへ

創業100周年を記念してテレビ放送してとまでは言いません。30秒版があったことをを知らずに育ってきた私たちのために12月15日の博多リバレインで行われる「FUKUOKA CM大上映会」では是非とも30秒版を流してください。

東雲堂さんをはじめ、伊藤さん、田邉さんよろしくお願いします。期待しています。

12月15日が楽しみで~す!(^o^)

最後になってしまいましたが、お御馳走さまでした。

にわかせんぺいプロジェクト

2006年12月9日 記録

博多リバレインへ続く

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