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にわか
「達の記録館」サブの表紙

日常の喜怒哀楽を写真付きで綴るエッセイ

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プロジェクトの概要

生まれも育ちも福岡市で現在38歳のオッサンになる私は、福岡県人なら誰もが知っている博多の銘菓”東雲堂のにわかせんぺい”のテレビCM(15sec)が大好きで、32年も続くこのCMと共に私は成長していき”にわかせんぺい”には子供の頃の思い出が沢山あります。東区馬出に住む祖母によく買ってもらいました。

しかし、創業100周年にあたる2006年(H18)に、このCMが全面リニューアルされると(西日本新聞:2006年2月16日付)で発表されたことから、思い出作りの為にも自分が出演して記録してみたいと考えました。

そこでこのCMを真似して撮影する個人プロジェクトを立ち上げることにしました。(オイラは本気だ)

2006年2月28日:にわかせんぺいプロジェクト発足

にわかせんぺいの歴史

博多には「博多仁和加(はかたにわか)」という指定民俗文化財にもなっている言葉遊びの伝統芸能があります。

博多仁和加では下の写真にある”にわか面”というお面を顔につけ、町の噂話や時々のニュースを博多弁で喋りながら掛詞(かけことば)で最後の最後にオチを付け人々の笑いを誘う独特なもので簡単そうにみえてかなり難しい漫談のようなものです。

博多銘菓 にわかせんぺい

拡大写真1280 × 960pic 598KB

その博多仁和加で使われていた”にわか面”をお菓子にしてみようと思いつき考案創製したのが、キヨスクで饅頭の販売をしていた東雲堂の初代店主 高木喜七氏と2代目の高木太郎氏で、明治39年/1906年に「二◯加煎餅,にわかせんぺい」として発売を開始しました。

二◯加煎餅は博多駅キヨスクの第一号のお土産菓子になり、1度見たら忘れられないヘンテコなお面菓子は先方さんにも喜ばれ、今も昔も変わらずおまけに”にわか面”が付いてきます。

●東雲堂5代目 高木美恵子社長のお話しを編集させてもらいました。

伝統製造にも拘る二◯加煎餅

焼成の鍵を握る5人の焼き職人が気温や湿度などその日の条件によって焼きの温度調節を行い、製造スタッフが1枚1枚手作業で焼き印を押し形成しています。そのため二◯加煎餅には同じものは2枚とありません。

また、機械によって大量生産しない100年前と変わらぬ製造方法もさることながら、原料の小麦は筑紫平野産で玉子は九州産という拘りも東雲堂は守り続けています。

オートメーション化したお菓子メーカーとはちょっと違います。

そこに拘る老舗だからこそ地元に愛され続け、大切な方へのお土産や贈りものになるのだと私は思います。

にわかせんぺい テレビCM

テレビCMは1974年(昭和49年)に放送が開始され、福岡で生まれ育った人なら100%の人が知っている最長齢のCMです。 しかし開業100周年にあたる今年2006年(平成18年)にリニューアルするとのことで残念ながら32年も続いたこのCM放映は終了します。※その真相

私はこのCMを作りたいと思います。

にわかせんぺいCM

■ 15秒版CMの再生 3.2MB

■ 15秒版CMの再生(博多弁・字幕付き) 3.3MB

【動画情報】H.264、AAC, ステレオ, 44.100kHz, 640x480, 1600キロビット/秒(2006/2/25録画 Quick Time mov)

にわかせんぺい豆知識

知ってるようで本当は知らないこと

【コラッけんじ】

このように間違えて覚えている人も多いようですが、本当は善治(ぜんじ)でCM制作当時に社長だった故・高木善治(よしはる)氏のニックネームからその役名が付けられました。

【ごめ~ん】

ぜんじ君は”ごめ〜ん”って謝罪しているだけではありません。実はここには博多仁和加が入っています。博多の郷土漫談「博多仁和加」の第一人者から『ごめん』と『お面』がかかっていて、このCMはたった15秒で博多仁和加に乗っ取ったオチがあると高い評価も受けています。

【にわかせんぺい】

このお菓子は、にわかせんべい(SENBEI)ではなく、にわかせんぺい(SENPEI)といいます。

白米でなく小麦粉を用いて焼いたお菓子をせんぺい(SENPEI)と区別しており、佐世保の銘菓”九十九島せんぺい (別紙1) ” や ”篠栗の修行大師匠せんぺい(別紙2) ”も小麦粉を用いているため同じくSENPEIといいます。(九州ならではの呼び名という説もあります)

にわかせんぺい(niwakasenpei niwakasenbei)

【◯◯せんぺい】

遊び心もある二◯加煎餅(株式会社東雲堂)さんは、企業からのご依頼でオリジナルにわかせんぺいを制作してくれます。いろいろなイベントで二◯加煎餅は活躍しています。コラボレーション・多数の一覧

■にわかせんぺい写真集へ立ち寄ってみる → YES,NO

にわかプロの撮影機材

ホームビデオで世界初のハイビジョンビデオカメラを世に出した SONY HDR-HC1を購入したので、ハイビジョンの美しい映像で撮影することにしました。

SONY HDR-HC1

1920×1080 (HDVテープ方式)

パソコン機器とデジタル編集機材

私が使っている、Apple Computer e-Mac OS10.2.8 1GHz、動画を編集するソフト iMovie3 も入っているのでなんとかなる!

OS10.4.3 Tiger

そう思っていたら、ハイビジョン映像を処理するにはOSを10.4 以上に上げないといけないことが判明。ヒェェェェ~

3月2日、泣く泣く14,800円出して OS10.4.3 Tigerを買うはめになってしまった。

しかし、次の問題が発生!

ハイビジョンを編集するには既存のソフト iMovie3 じゃなくて、iMovie HD`06 にしなければいけないことがわかって、これも買わなければいけないのだ! ギョェェェェ~

iMovie HD`06(iLife)は 8,800円なんだが私は貧乏なのでお金がない!

編集ソフトは撮影してからでいいかと、この場は見て見ぬふりしよう。(^_^;)

頼む誰かソフトを寄贈してくれぇ~!

貧乏はやだやだ....

というよりも、15秒撮影するのにあとどれだけお金がいるのか心配になってきた。

いきなり資金不足に陥るにわかせんぺいプロジェクト。

よしよし、こりゃ楽しくなってきたぞぉ!!

絶対に作っちゃるばい。

にわかせんぺいプロジェクト

2006年3月8日 記録

シーン割りへ続く

株式会社 東雲堂

にわかせんぺい本舗 株式会社 東雲堂

代表:高木 美恵子

創業:明治39(1906)年

住所:〒812-0041 福岡市博多区吉塚6-10-16

電話:092-611-2750

著作権について

当サイトは「株式会社 東雲堂」代表取締役の高木美恵子社長、取締役営業本部の高木広報部長さんに映像・画像使用の許可いただき掲載しています。

東雲堂の高木社長

東雲堂さんありがとうございます。

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