■悔い改めるのです。紙様はみています。

 

先週末の新聞に紳士服屋のさんの安入りチラシが入っていた。

靴下もボロボロになっていたのでどっちみち行かないといけなかったし、自分に似合うジャケットでもあったらついでに買おうかと思い、暇をみつけ29日の昼に行ってきた。

で、色々と物色していたらお腹が痛くなってきたのでウンチをしにトイレに行き、和式と洋式の2つがあったので奥の方にある和式便所を利用することにした。
腹が痛てぇ〜と苦しみながら3分ぐらいぐらいたったっけ、私の横(大便器)に誰かが入った。(音でわかるわな)

ほんで、私のウンチも一通り終わり腹痛も治まり「ほっ、スッキリした」というところで、隣に入った人の ”携帯電話”の音が鳴った。

隣の人は声からすると50歳代で「もしも〜し、はい、はい」と元気に喋り出した。

私はトイレットペーパーで尻も拭き終わり、さ〜てと立ち上がろうとしたところ、 隣の人の喋り声が聞きたくなくても狭いトイレだからどうしても聞こえるわけ。

で、隣の人はこう言った。
「はい、今ですね、現場に向かっている最中でして、車の中です」と...

私にしてみたら ”お前、嘘こくな、なんやその車の中ですってのは。お前はトイレの中やないか、いい加減なこと言うな”と思った。

私はズボンも履き終わっているし、この和式便所の水を流したら、どういうことになるか分かっとるの?

この音を聞いたらお客様か上司かは知らんが「お前、車の中って嘘こくな。その音はトイレの中やないか」と起こられるに違いない訳で、
 もし、そうなるんだったら、隣の人に悪いなと思う訳で、
 でも、どういうことになるか楽しみになってくる訳で、
 懺悔しなさい、悔い改めるのですと神様の気分にもなる訳で、
 つまり、水をジャバァーと流したくなるなる訳で、
 流した後に、わざと「あぁ、スッキリした」と効果音も入れてみたくなる訳で、
 出た後には騒音の出るエアータオルで通話の妨害もしたくなる訳で、
 要するにイジワルしたくなる訳なの。(^ ^ゞ

 

で、それを全部やってみるかと便器のレバーを押そうとしたところ、隣の人が電話で「はい、すいません、すいません、申し訳ありません....」と、仕事でポカしたのかなんなのかは分からんけど先方に謝り出した。

声からすると明らかに年配の人なのに、先方にペコペコ謝っている声を聞いたら、水をジャバーっと流して無理矢理に懺悔させるのも気の毒になってしまって、イジワルは止めとこうと思った。

でもね、私はズボンを履いて、自らの分身とは早くお別れしたいし、やっぱり腹痛のウンチなもんで臭いってのが先にきてしまうやん。(^。^↓↓)

正直に言って、早く流したくてたまらないのよ!!

 

でも、隣の人は ”のんき”な性格なのか携帯電話は切らんし「車で走ってますんで、書類は止まってからでないと確認できない」とかいうわけ。

第三者の私が横で聞いとっても ”じゃ、あんたの空想しとるその車を一旦止めろよ”と、猛烈にツッコみたくなることばかり言いやがって、我ながら年配の人というだけで哀れみを抱いたことに次第に腹がたってきて、「このオヤジのためにならん、流しちゃえ」と思った。

そしたら、先方が私と同じことを思ったのか「車を止めろ」と言ったようで、オヤジは「はい、車を止めました、はい、書類を確認しますから」と、このオヤジさんの ”言いわけと空想”は留まることなく、逆に、どこまで芝居をするんだとだんだんと好奇心もでてきて「流しちゃえ」は、一旦保留してやることにしてあげた。

でも、早く分身とはお別れ... (それは、わかったって)

 

ちょいとここで前後するけど ”このオヤジさんはトイレから出て行けばいいじゃん”と思う方もいるかも知れないので言っておくけど、トイレを出るとそこは売り場だから店内の音楽(BGM)が聞こえると、車で移動していると言ってしまったオヤジさんは困るので出るに出れない状況になっているのである。

 

話を戻すが、先方に言われてオヤジさんはトイレの狭い場所でなにやら書類を開き始めていたのである。(音でわかる)

で、「そこの見積もり金額は・・・・・で、先週打ち合わせで・・・・電話で・・・・」と完全にビジネスモードに入っているのだ!

薄いドア1枚の隣で、顔も知らないオヤジさんに気を使いながら「喜怒哀楽」している私からしたら、嘘つきなくせしてビジネスモードに入られて ”いっちょん面白くない”のだ!

 

私の腹は決まった!!

そう、カウントダウンが始まったのだ!!

10、9、8、7、6、5、4、3、2、1

いまだ、流しちゃえ〜〜〜〜〜!

バッシャーーーーー!!

 

しばらく放置していた臭いのある私の分身がけたたましい音とともに流れ、言葉では語ることができない気分、これぞまさに気分爽快なのである! (^O^) あぁ キモチイイ〜

オヤジさんのことやら知ったこっちゃねぇ。
何しろ私はズボンを履いてから2分は音を立てずに我慢してやったんだから、さっさと携帯電話を切らないオヤジは自業自得なのである。

そんなこんなで、とりあえず手を洗い、「スッキリした」とは言わなかったけども、お約束のエアータオルはブォォォワァーと爆音をたっていたのであった。

普通のことをしたまでで、私を責めるものなど居やしないのだ! (=^_^=)

 

で、私はトイレから出て、すぐそばの売り場でオヤジさんの出て来るのを待っていた。

私がトイレから出て行って1分後、営業マンらしき50歳後半の年配の人がトイレから出て来た。

やっと顔をみることができた。

想像したとおり声と顔、性格が一致していた。

そして、オヤジさんは商品を見ることなく中走りで出口へ急ぎ出ていった。

店員さんは何があったのか?と驚いて見ているし、お客さんは「万引き犯の逃走か」といった具合に見ていたことは言うまでもない。

う〜ん、私だけが事実を知っている! その優越感とはこれいかに。(^ω^)

 

まっ、2008年現在 日本に1億台以上もの携帯電話があって、1人1台という時代になればこういった事態もよく起きます。(起きねぇ〜よ)

悔い改めるのです。紙様はみています。

 

 

 

では、「たつの言いたい放題」を自己中心的に書き綴るものである。もくじへ戻る 表紙へ戻る

 

余談:健康のためトイレは、ゆったりした気分で行いましょう。では。

 

2008.1.31 記録