■ファーストクラスで旅行

私は飛行機が嫌いである。

6年程前、飛行機のエコノミークラスで睡眠中に首を痛めてしまい、
帰ってきて仕事を3週間も出来ず苦しんだ経験があるもんで、
飛行機内で睡眠をとらなきゃいけない長時間の旅行は絶対に行かないことに決めている。
(私は旅好きだし、飛行機で首を痛めるようなことが無ければ行きたいとは思っている)

相方も同じく旅行好きで、私のようにややこしい問題は抱えていないので
悔しいことに私を家に置いて何度も海外旅行に行ってやがる!

何とも理不尽なのだ!! しょうがねぇけんど...

相方のお陰で旅行会社からは、しょっちゅう広告のパンフレット、電子メールが来る。
広告のパンフレット、メールなら、あっそうなの...ってな感じで、
どちらも「ゴミ箱」行きになるのだが、電話はゴミ箱って訳にはいかん。


例えばこうだ、たまたま旅行会社から電話に私が出ると
「◯◯国の旅行はどうでしょう?お安くなりましていかがでしょうか...」なんて切り出すもんで、

私は
「狭い飛行機の中では家畜のような扱いされて、ウロウロ出来ないし、
長時間座っておられんし、首を痛めてひどい目にあったから絶対行かない」

っと返事して電話を切り断っているのだった。


それが先月、またまた旅行会社から電話があった。

「たつ様のお宅でしょうか、以前たつ様が言っておれれました問題ですが、
飛行機も新型が出まして◯◯行きなら首を痛める問題はありません・・・・etc...
お近くにお立ち寄りの際には、当店へお越し下されば、詳しい説明をさせてんもらいます」

フムフム... (なんか、とても良い印象の営業マンだ)

そこで先々週、偶然にも言われたとおり、お近くにお立ち寄り下さいましたもんで、
◯◯旅行会社へちょいと説明を聞きに行ってみた。(文章が変)

お茶を出されて、早速説明を受けることに....


(下の写真はネットから頂戴した)



ベットがありまして
豪華な和食料理が食べられて
大形画面でテレビが観れて
スタンドバーがあって


(ボリショイサーカスから)
ウロウロもできます


ほほぉ!! 

これは快適な飛行機やんか! よかよか!

興奮しながら次々に話を聞いていったが、話の途中で目が点になってしもうた。

「少々お高いのですが、お客様には全日空ANA(B747-400型機)
成田〜ニューヨーク行きの
ファーストクラス がよろしいかと....」

「はいぃ〜〜? ファーストクラスって言ったら、高いのでしょ」

「はい、少々お高くなっておりまして、往復運賃は約120万円です」

「・・・・・・・・」  ゚ロ゚!l| ホンゲェ〜〜

以下、言わないが言いそうになる。

少々って.... 貴様なめとるとか!

お前120万円って言ったらオロナミンCが1万本以上も飲める計算やんか!
通常価格で1日1本飲んでも、30年飲み続けられる値段なんぞ!
スーパーの安売り10本498円なら、66年も飲めるやんか! バカタレ

120万円も出すくらいなら、あと66年間オロナミンC飲んだ方がましじゃ!
(解説:私はオロナミンCが好きで1日1本飲むのだ)

そげな高額出せるもんか!

暇はあっても金が無いんじゃボケ!

断る!


と言いたいところだが私も大人。

ここは紳士的に対応せなならん。

「いや、ニューヨークは危ないから気分がのらないんだなぁ〜」っと余裕をもって言うと、
「いいえ、今のニューヨークはSARSのアジアとかより安全ですよ」

うぅ〜ん、この問題を言ったのは失敗した....

「ちなみに、たつ様のプロバイダーはAOLですので、ノートパソコンがあれば
ニューヨークでもインターネットできますよ」

うぅ〜ん詳しい、マーケティング上手な営業マンじゃ....

「ファーストクラスで快適な空の旅を満喫できますし、時差ボケも解消できますし」

それはわかっとるんじゃ!

せっかく、丁寧に応対してくれている営業マンに何と言って断わろうか.... 

困った...

しかし、困った時こそ私の頭脳は最大限に発揮するのであった!

私は、ファーストクラスのパンフを見ていて紳士的に断わる方法を考え出したのだった。

ちょいと、お尋ねしますが

「ファーストクラスに風呂無いの?」

営業マンは即座に「風呂はありません」と答えた。

ガッハッハッハッハ そうくると思ったわさ〜

そこで私はすかさず言った。

「な〜んだ、120万円も出すのに風呂が無ければ快適とは言えないな。
 船でも民宿でも小汚い風呂はあるんだけど...
 まあ、風呂さえあればファーストクラスで行ったかも知れんが....
 全日空にそう言う要望がありましたと、伝えとって下さい。」

営業マン「・・・・・・・」

私はパンフレットも貰わず、旅行代理店を後にした。

勝った!

今回は、無茶も言わず紳士的に断わる事ができたのだった。

私は偉い!

ハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ 馬鹿笑いとも言う。

でも、私も将来は楽に空の旅がしたいよ〜

誰か私をたすけてぇ〜

そうだ!「ドラエも〜ん」にお願いしてみよう。

コラッ!

羽の回転に負けて、首がねじれるだろうが!

お前のごと首が太くねえ〜んじゃ!

首はあるのか未来型バカ猫が!

つまらんオチになったじゃないか.... あぁ〜ぁ



」では、「たつの言いたい放題」を自己中心的に書き綴るものである。 もくじへ戻る 表紙へ戻る