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日常の喜怒哀楽を写真付きで綴るエッセイ

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沖縄の土人と公務員ヤクザが差別用語で罵り合う

2016年10月18日、沖縄県の東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)の建設反対のため集団で押し掛け金網を揺らして騒いでいる人に対し、現場で警備していた機動隊員が「立ち去れ」「触るなくそ」「どこつかんどんじゃ、ぼけ」「土人が」と発言した。これを受け抗議活動者は「おいヤクザ、おいヤクザ」などと言い返している映像がネットを通じて公開された。

20日には菅官房長官、坂口警察庁長官、翁長沖縄県知事などが極めて遺憾、不適切だとして不快感を示すまでに至っている。

私は「土人」という言葉が差別用語なのか国語力がないのでいまいちピンときませんでしたが、大辞林で調べると『①もとからその土地に住んでいる人。土着の人。②原住民などを軽侮していった語』とあり、ビデオ映像の状況から観ると②に当てはまることは間違いなさそうです。

(音量には気をつけてね)

土人

不適切な発言は慎み、ちゃんと責任を取りましょうね。解決

それでは、ここまでの経緯を全て消去し、頭の中をカラッポにしてこの図を客観的に見てください。(先入感を持たないよう最小限な図にします)

土人とヤクザ

9割以上の方は一般道にいる方々がヤクザに見えるのではないでしょうか。

では、この構図を踏まえた上で問題です。

《問題1》

私服姿の人らが朝から晩まで拡声器などを使ってワーワー騒ぎたて、工事車両が入れないようにしたり、金網を壊そうとするなど様々な嫌がらせをして建設作業を妨害しています。その人達は?(2つ答えよ)

①ヤクザ ②土人 ③警備員 ④警察官(機動隊員)

《問題2》

合法な建設工事を潤滑に進めるために敷地内に金網を張り、様々な妨害工作をしてくる人を入れないよう現場を守っている人達は?(2つ答えよ)

①ヤクザ ②土人 ③警備員 ④警察官(機動隊員)

《問題3》

問題1の答えに該当した人が、問題2の人達を「ヤクザ」だと認識しました。これは正しいか。◯か×かで答えよ。

《問題4》

問題2の答えに該当した人が、問題1の人達を「土人」だと認識しました。これは正しいか。◯か×かで答えよ。

《問題5》

問題1の答えに該当した人が問題2の人にとんでもない差別用語を言い放ちました。国家や国民が騒ぐほどの問題になりますか。(1つ答えよ)

①大問題だ ②そうでもない ③特に問題はない

《問題6》

問題2の答えに該当した人が問題1の人にとんでもない差別用語を言い放ちました。国家や国民が騒ぐほどの問題になりますか。(1つ答えよ)

①大問題だ ②そうでもない ③特に問題はない

《問題7》

双方の立場によって職業差別があるのかないのかを問います。(問5と問6の答えが同じであるなら差別していないとしてよい

①職業差別している ②職業差別していない

問題は以上です。

つまり、機動隊員が対峙している者たちは「土人」でも正解なのですが、それを思わず口走ったことが立場的にマズかっただけにしか過ぎません。

仮にフェンスを守っていた人がフリーターで、そのフリーターが土人と言ってもここまで大きな問題にはなっていないと思います。

無論、土人と言った隊員を擁護するつもりはありません。

まとめ

土人と言われたその相手にヤクザと言ったのなら、(ヤクザから)差別を受けたなんてことを後から言い出しちゃーいけません。

ヤクザは何を言ってもいいからヤクザなんです!

ましてや、敵味方で闘う者同士なら売り言葉に買い言葉でも筋は最後まで通すってのが男ってもんです。

っとに情けない被害者意識の強い連中だと私は感じます。

また、世の中の意識もちょっと変だと思います。

聞き慣れない「土人」よりも、我々一般人が偏見や差別や非難意識を持っているのは「ヤクザ」の方ではないですか。

それなのに...

機動隊員が土人といい活動家がヤクザと言った。

 → 今回のように機動隊員の責任が問われる

逆に...

活動家が土人といい機動隊員がヤクザと言った。

 → これでも機動隊員の責任が問われる

どっちにしても機動隊員が問題視され、活動家が隊員に罵詈雑言吐いても大丈夫なんですから、「土人」や「ヤクザ」という言葉自体が問題なのではなく、同じ言葉でも公務員なら吊るし上げてもよいとする別な職業差別のようなものが人々のどこか根幹にあるのではないかなと私は思います。

【坂口警察庁長官】

関西から沖縄へ渡り、わけの分らん連中を相手に隊員は黙ってろ!!では舐められてしまうだけという同情すべき事情もありますので、口が悪いとはいえ、どうか寛大な処置をお願いいたします。

【活動家各位】

活動家の人達は土人だとまでは言わないにしても、日本中から『プロ市民』と認識され、出所がわからないお金を貰いながら雇い主のために善良な市民に成り済まして県外からも大勢の者が活動しに来るいるという黒い噂をよく耳にします。

何を言ってもいいし、少々荒っぽく妨害することも辞さないんですから、どっちがヤクザか?といったらお宅らじゃないの?...と思ってしまいます。

まさか、お金なんか貰っていませんよね。ねっ!

【隊員さんへ】

あなたも含めた隊員たちは正直言って口が悪い。ちぃーとは反省せないかん。

しかし、私は機動隊員にも自衛隊員にも知り合いがいて、いつも日本のために働いていただき心から感謝しています。プロ市民に負けんじゃねぇーぞ。

2016年10月21日 記録

追記:10月26日の琉球新報より

 非暴力の闘争で最も大事なのは、どうすればこちらが暴力を使わずに、相手を挑発して暴力を使わせるかということ。今回、この線から近づくなと言う警察に対し、抗議する人々が金網を利用して挑発し日本警察の本質を露呈させた。「土人」発言という暴力を振るったことで警察は窮地に立たされている。沖縄が今考えるべきは、さらに挑発的な次のアクションをどう起こすかだ。

 猛烈な差別構造があるからこそ、これだけの基地が沖縄にある。今回の暴言はその差別構造ばかりか、大阪府知事の差別意識まで露呈させたのだから大成功だ。

 もちろん、それが一般化し「沖縄人は土人だ」という空気が広がる可能性もある。その場合、沖縄は独立せざるを得ない。そのときは世界中がそれを容認し日本は威信を喪失するだろう。だからこそ、ここが闘いどころだ。

 大事なのは、闘いのアジェンダ(議題)を沖縄が設定すること。権力の行為に反対する運動では、アジェンダを先方に握られているので敗北は必至。常に沖縄が主体性を確保し、アジェンダを設定しなければならない。

 今回の「土人」騒動は、言い訳した大臣の発言がまた火種をつくっている。沖縄はかさにかかって権力者を挑発し、ばかなことを言わせ続け、次々に言い訳させて対応を迫るべきだ。できれば米政府、米軍、米大使をその渦に引きずり込む。米国は人権を重視する国のはずだから、沖縄人を土人呼ばわりする日本の警察に米軍が守られている状況をどう思うか聞いてみたらいい。(東大東洋文化研究所教授:安冨歩)琉球新報ソース別頁


うぅーん。挑発作戦が大成功したようでよかったじゃないですか。

まんまとハマった警察官は本当に可哀相だよ。

独立せざるを終えない論はいいけど、独立なんて沖縄県民が本当にそれを望んでいるとは思えないんですけどね。仮に米軍も自衛隊もいなくなった後の沖縄は中国人民解放軍が駐留する中国になるんだろうなぁー

琉球国大統領のつもりが、いつの間にか琉球国家主席になってもしぃ〜らんべ。

10/29 追記記録

喜怒哀楽は、作者たつの考えを自己中心的に書き綴るものである。

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