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日常の喜怒哀楽を写真付きで綴るエッセイ

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ミサイル迎撃が成功しますようにと祈るだけの日本国

2017年4月18日、北朝鮮の宋日昊(ソン・イルホ)日朝国交正常化交渉担当大使が、平壌にいる日本メディアに対し

「もし戦争になれば真っ先に被害を被るのは当然日本だ」

「アメリカと戦争になれば日本も攻撃対象になり得る」

と述べ日本へ警告した。

日本国脅迫

警告か、脅迫とするかは取り方次第だが、このような脅迫がまかり通るのは、専守防衛を禁じている日本国憲法が北朝鮮には有利に働いているからで、宋大使の言葉どおり真っ先に攻撃を受けようとも日本が自力で出来ることは「敵ミサイルが飛んで来ませんように」「迎撃に成功しますように」と、神様仏様にお祈りすることしかできない。

これと似たような話をすれば、ストーカー規制法(2000年11月24日)が施行されるまで、男性ストーカーから脅迫めいたことや不合理な警告を受けても警察は刑法には該当しないとただ見ているだけで、四六時中、恐怖を感じている女性は「相手が襲って来ませんように」「誰かあの男を止めてくれますように」と、お祈りしていたのと同じ状況である。

それから言うと、桶川ストーカー殺人事件(1999年10月26日発生)のように、敵国ミサイルが着弾して死者が出ないと、日本人の意識も日本国憲法も変わらないのかも知れない。

それでも、ストーカー規制法施行までに1年をも要したことを考えれば、新法なんかよりも難しい憲法改正までには何年、何十年掛かるかわからわからない。

私はこの度の北朝鮮大使の発言を聞き、こんなお花畑で暢気に構えている自国民にイラッとしてしまった。

ところで話は変わるが、作家の百田尚樹さんが4月13日『もし北朝鮮のミサイルで私の家族が死に、私が生き残れば、私はテロ組織を作って、日本国内の敵を潰していく』とTwitterに書き込んだことで、ちょっとした騒ぎになっている。

日本国内にいる敵よりも「俺は北朝鮮へ武器を持って潰しに行く」とした方が一般ウケして良かったのかも知れないが、そこは百田さんのこと、逆に自身がテロを起こすかのような過激な発言をすることで、お花畑の人々に問題提起し、こんな奴が居たら怖いだろうと「テロ等準備罪」の施行が急務だと言わんとしている気がします。

それは「組織を作って」という部分に集約されていると考える方が合理的だからだ。

※ 百田さんについて、私は映画「永遠のゼロ」の作家さんで、過激な発言を度々する方だという程度しか知りません。私と同じく自国民にイラッとしてもダラダラ書かない。百田さん流石です。

まとめ:転ばぬ先の杖

◯◯党や◯◯党などの議員や支持者さんたちは、隣国に脅されても、ミサイルが日本に着弾したとしても「万が一に備えて用意しておく”転ばぬ先の杖”の杖は日本国には必要ありません」と言っていそうです。

この状況下でまだ4割近くもいる訳ですから...

憲法改正世論調査

《2017年4月17日 FNN世論調査画 上下》

憲法9条改正世論調査

普通の人と言ったら語弊はありますが、普通の人は自分の身を案じて持っている杖だと考えます。

ところが、そうでない方々は最初から人を殴るために持っている杖だと決めつけて極端なことを言い出しますので、何1つ話が噛み合いません。難治です。

お大事に...

(俺もな)

2016年4月21日 記録

カテゴリー:韓国/北朝鮮

喜怒哀楽は、作者たつの考えを自己中心的に書き綴るものである。

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