「達の記録館」サブの表紙

日常の喜怒哀楽を写真付きで綴るエッセイ

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嫁婿の分際でと罵られ筍堀りが出来なくなった私

これまで、私こと”たっつぁん夫妻”は義父所有の山で両親に筍掘りを1つ1つ教わりながら美味しくいただいていました。

筍堀りを始めて15年ほど経ったとき、義父から「たっちゃんも一人前の筍堀りになったね」と褒めていただき「今後は好きに掘ってもいいよ」とお墨付きを頂くまでに上達しました。

都会育ちの都会っ子の私にとってはとっても名誉なことです。

自前の「とが(鍬)」まで持てるようになりました。

鍬

それから時は経ち、義父の健康状態から一緒に行くことが難しくなりました。

とても残念なことですが、私たちは筍掘りの季節でなくても手入れはしておかないとと、暇を見つけては(たまにですが)単独で行くようにもなりました。

義父の所有する山には、竹林が何箇所もあります。

しかし、その全に”ちゃんとした駐車スペースがない”という欠点があり、車でUターンする度に危ない思いもしていたので、2012年4月14日、義父に許可をもらい、特に危い”おん つか ”という竹林を相方と2人で8〜10畳程度整地しました。

これで安心してUターンができ、テーブルと椅子を置いてプチキャンプもできるようなスペースができ上がりました。その時の1コマ。

竹やぶ掃除

それから1カ月後の2012年5月26日、義母から「おん塚のことで正さんが怒っている」という電話連絡がありました。

正さんとは、義父の妹の旦那で、義父宅から車で5分ほどに住む農家の人物です。

私は3〜4回顔を合わせた程度で、ちゃんと話をしたもありません。

相関図

義母の話し方からただ事ではないと感じた私は、正氏に電話しアポイントを取った上で電車に乗り、約2時間半後に正氏宅へ到着しました。

ピンポーン♪ (玄関先で)

こんにちは。急いで来ました。何かありましたでしょうか

1人で来たと?

はい。後から相方が来ます

アンタ、”おん つか ”ば、いじったやろう。

娘婿の立場で何しよるか。名前も違う人には好き勝手させん。

と、最初から怒ってました。

親父さんに許可は貰っています

時さん(義父)の許可はあっても、”どこの馬の骨とも分らん男”が勝手に入っていいと思っとるとか!! (怒鳴られる)

正氏の妻:ここ玄関先だから中に入って。

正氏は中に入って行く。

たつ:では、お邪魔します。

(お座敷の仏壇に手を合わせた後、席に着く)

俺の思ったとおり、アンタみないな人が出て来ると思っとった。

元々、山の名義は兄姉妹(義父は○名兄弟です)たち皆で分配するとが当たり前で、時さん(義父)1人の名義にするのは俺は最初から反対しとったったい。

そげんこつするけん、こげんなる!!

はぁ....(困惑)

大体、家を出て嫁に行った娘(相方)は、もう関係なかろうが。

その旦那なら尚更やろ。そうやろ!!

・・・・(無言)

(身体が弱くなった)時さんが、もう山に入らんけんって、勝手にあげんこつしてから。

駐車スペースを作る許可は貰っています

偉そうに言う... 娘婿の分際がちゃちゃ入れてから。

時さんの許可があったらいいと思っとるけん間違っとう。

遊びのような服ば着て、ネクレスば付けとるようなちゃらちゃらした都会のもんが俺は一番好かん!!

すいません。今日は休みで急いで来たものですから

そげな格好でから。田舎には世間体もあると。

私のような者が山に行ってはダメなんですか

行きたいなら行ってもいいとぞ。

その代わり、嫌がらせするけんな。

路に竹槍や釘を仕込んでパンクさせたり、罠とかで怪我するかも知れんけんな。

竹槍? 本当にするんですか

俺がするとは言うとらん。

誰かがするかも知れんけん注意せぇと言いよるだけ。

正氏の嫁:「もう止めて」と言う。

しかし、正氏はテーブルをガツンと叩き「お前は黙っとけ。こげな奴は叩いとかんといかんやろうが」と暴力的に封殺した。

なんで、そこまで言うんですか

兄姉妹たちの言うごと、時さんが(所有権を放棄)譲ればいいだけ。

余所者には入ってもらいとぉーないと。

哲○君(相方の弟)なら何をやってもいい。でもアンタはいかん。

哲○君が(本家の名前ば)継いどっても、あの山は都会の者に管理やらしきらん!!

哲○さんは相続しても、ウチはしません

そげんこと言うとって法律では相続権のあるけん言い出す。

そうやって嘘ばいう。企みや裏がある。

アンタは何も信用できん。

それじゃどうしたら良いですか

時さんあげんな身体になってから....

好きで不自由になった訳じゃないでしょ!!(イラッとする)

山で動けんやんね。

それで名義変更を言っているんですか

アンタみたいな人が出て来んためにも必要なこと。

後々、哲○君ところの子供が相続しても問題。

そんな先のことまで考えているんですか

集落や部落のしきたりや習わしが何もわかっとらん。

例えば、盆踊りとか新しい人が引っ越して来ても俺らは入れてやらん。

新参者が仕来りばめちゃくちゃくするけん。

正月の餅つきも、花火大会も俺たちゃー絶対に入れん。

ほら、そこにあるビルの住人に子供だけでもと頼まれとるけど、あん人たちは遠くから眺めときゃぁーよか。

多々... (よく喋る)

正氏の妻:いまそんな話をせんでも。

正氏:ちゃんと分らすために言いよるったい!!

(正氏の妻・・・・黙る)

それじゃ私が行かなきゃいい訳ですね

俺の名義やないけん、行くなとは言いよらん。

山に入る前に「主(ぬし)」に挨拶せればよか。

主が一番怒っとっるちゃけんな!!

主って義父のお姉さんですか

そう。手土産ば持って挨拶せないかんめーが。

たまには行っているんですけど

たまにじゃなくて、毎回毎回挨拶せないん!!

ほんと図々しぃ...

毎回じゃなくてすいません

○○ちゃん(相方)もちゃんとせないかん。

大体、嫁に出て行った者に権利はないと。

....また前の話に戻り文句を言い出した。

私はずっと黙って聞いていた。

<中略>

はい、わかりました。そうします

なんで”おん塚”に入るとか?

山の景色と竹林が好きであそこは、大好きな四国の景色と似ているんです

ほぉーら、嘘ば言うたー

本当ですけど

(嫁に向かって)こげんして嘘ばつく。

やっぱ企んどる。

正氏の嫁:そげん言いよるとやけん いいやないね。本当かも知れんやんね。

なにも企んでなんかいませんよ

・・・・

掘ったら金や温泉が出るんですか?

・・・・

何かあるんですか?

・・・・

あるなら是非聞かせてください

関係ない

その時、30分遅れで相方がやってきた。

相方:こんにちは。ご無沙汰してます。

正氏:○○ちゃん、よく来たね。

相方:怒っていると聞いて私も急いで来ました。

正氏:いやいや怒っとらんよ。ニコニコ

相方:何かしましたか?

正氏:大したことじゃないけん。ニコニコ

180度変わった態度に私は目が点になってしまった。

さっきまでの勢いはどこいった正?

急に和やかな雰囲気になり、少し世間話をしてあっさり終わり。

しかし、正氏が一番怒っているという主のところへ行かなくては解決しない。

今から説明しに行く事を私は正氏へ告げた。

すると、正氏は「もう行かなくていい」と言う。あれっ?

そでは失礼します。

それじゃ気を付けてね。

姪っ子の相方がいたので和やかに終わりましたが、この人は、立場や権利、田舎か都会か、長い付き合いがあるかないか、外見などで人間性を決めつける人だということが私にはハッキリ分りました。

正氏家を後にして、義父の車で片道40分の主宅に到着すると、何故だか正夫妻がそこに居て主婆と話していました。

これからは必ず挨拶に来ます。すいませんでした。

主婆:はぁ?

相方:叔母ちゃんが怒っとるって聞いたけん

主婆:全然、怒っとらんよー

相方:挨拶ばしとらんやったけん

主婆:そげなこつ いるもんかい

相方:何度が来よったけど留守でから

主婆:家におらんことが多かけんね

相方:今日は手ぶらでごめんね

主婆:なぁー そげな物いらーん(笑)

相方:ごめんね叔母ちゃん

主婆:何で そげん謝らないかんとよ

(主さんと数分話して私たちは理解した)

主が一番怒っていると言っていたのは、正氏の真っ赤な嘘。

怒っているのは正氏ただ1人で、その嘘がバレるのが嫌で「行かなくていい」と言い、自分がどうのうな話をしたのか知られたくなくて、牽制しに先回りしてきたことが直に分った。

なんじゃコイツは!!

まとめ

正氏は、義父が所有する山が後々、都会に住む相方の弟(哲○さん)や、相方が相続してしまうのが気に入らなくて、駐車スペースを作ったことをこれ幸いに先祖代々の土地を荒らしていると話を大きくしていき、山を兄姉妹の数名で分配したがっている。と私たちは見抜きました。

私は竹槍や罠で怪我させてやると脅迫されてしまいましたが、正氏の忠告を無視して山へ入り、本当に怪我させられるようなことになったら事件になってしまいますので、相方とよく話し合ってその時から2人では近寄らないことにしました。(そんなにしてまで筍が欲しい訳じゃないです)

この話は相方の親類一同や縁者に混乱を招く話です。

それ故、正氏の話は私の胸に止めておけば良いと沈黙しようとしましたが、その日の夜に相方からキッパリ言われました。

「何て言われたか正直に言って。どっちが大事かよく考えて。どっちの味方?」と...

確かに。私は正氏の味方ではないです。

私は正氏が言ったことを、その日に相方へ全て話しました。

そして、この話は相方から弟の哲○さん夫妻にも伝わっています。

⇒ だから正直に記録できてます。

まっ、私は端から部外者なので義父にお墨付きをいただいた腕前で年に筍を10本ほど掘らせていただけたら嬉しいないうところです。

(そんな部外者が言ってはいけませんが)相続に関しては相方弟の哲○さんが継ぐのが普通ですし、それが義父の意向だと私は思います。

この一件により、私と相方の2人だけで山に行く事は止めました。

翌年、義父母と一緒に行って掘った最後の筍

筍めし

筍堀りはしばらく封印します。

まっ、仕方ないです。

余談:早く死ねばいいのに

哲○さんの子供にまで相続させたくないと数十年先のことまで言っている人が身近に居るとうのは部外者の私でも憤りを感じます。

何より健康問題で義父を侮辱したことは許せません!!

私はこの季節になると、日々の枝葉末節や掲示板に、正氏を指して「早く死んじゃえばいいのに」などと書いていますが、これは私の本心です。

分際だから気兼ねなく言えます。

早く死ねばいいのに!!

尚、本文には書きませんが、正氏は「村八分」の恐ろしさを語りながら、道路も使えないよう皆で嫌がらせ出来る。などなど私を散々脅してもくれました。実際そんなことまでしてるのか...と驚きです。

ちなみに、私はこういった機器を普通に持ち歩いています。

ICレコーダー

音声記録が公開されて逆に村八分になってしまうのは誰??

まっ、地域の方々に知られて”本当に死んじったら 私が後味悪くなります”し、”奥様はとても良い人”で、奥様も困らせたいとは思っていませんので、このぐらいで終わっておきます。

記録好きな心優しい たっつぁんでした。

PS:娘婿の分際が、娘婿の分際を罵っているのが笑えます。

何の権限もない分際 vs 分際

6年目にしてやっと書きました。はっはっはっは...

2018年4月22日 記録

「たつのローカル」は単なる自分の記録です。人が見ても面白くないと思う。

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