「達の記録館」サブの表紙

日常の喜怒哀楽を写真付きで綴るエッセイ

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ムカデ?に噛まれた。焼けるような痛みだ。

先週の事。

相方を助手席に載せ、佐賀県の田舎道を運転していたら、左足の付け根(おまた)の辺りがチクチクしてきた。

最初は気のせいか?と思っていたのだが、10秒、20秒、20秒と時間が経つにつれチクチクがより強くなってきたので、股間の辺りをボリボリとかいてみた。

すると、そのチクチクが一気に酷くなってきた。これはもしや!!

私は慌てて車を停車させジーンズを脱ぎ始めようとした。

相方:あんた、なんしよーとよ

私:股間になんかおる

相:はぁ?

私:はぁじゃないったい。何かに噛まれとるったい

相:そりゃ大変やね ← もろ冷静

で、急いでジーンズを脱ぎ確認するとアコソの付け根に25mmほどの円形状に皮膚が真っ赤に腫れ上がっている。

これは過去の経験からして虫の毒に違いない。ひぇぇぇぇぇぇーーー

私:みてんや。ココば噛まれとろーが

相:あっホントやん。パンツの中にムカデが居るちゃないと?

ん?

パンツの中にムカデ?

ぎゃぁーーーーーー!

パンツ ← 頭の中のイメージ

車内でパニックになってしまった!

※ 過去にヘルメットの中にムカデが侵入し耳を噛まれたこと。寝ていて足の指の付け根をムカデに噛まれたという2つの体験でムカデはトラウマなのです。

急いでジーンズを脱ぎ、パンツ内部にムカデが潜んでいないか。生まれたてなら小さいので陰毛をかき分けかき分け必死こいて探しまくるもムカデは発見されなかった。

っつーことは、脱ぎ捨てたジーンズの中?に奴は隠れているに違いない!

さて、これからどーするよ?

私はパンツ1枚。

車や人の往来が多い車外に出てジーンズをあさる訳にはいかんし、かと言って車内であさって奴が出てきた限りには、攻撃されていると思ってまた噛まれる恐れすらあるのだ。

私は相方に(ジーンズを持って)外に出て探してくれと頼み、相方は何も気にする事なくジーンズを手にして車外で捜索に入った。

しかし、いくら探してもムカデらしき生物は見当たらず「何もおらんよぉー」と言う。

そんな訳はない。もっとよく探せと命令。

一方で、私は車の椅子の周りから床、靴やドアポケット、ドリンクホルダーまで、蟻の子1匹見逃さない捜索は何分も続いた。

しかし、いくら探してもそれらしき生物は見当たらない。

噛まれた部分は真っ赤に腫れ、先ほどまで直径25mmだったものが、直径30mmほどまで拡大し始めこれが痛いのなんのって...

捜索に時間だけが過ぎて行く....

何十分経っただろうか、全くもってそれらしき生物も見当たらないのでジーンズをビニール袋に入れてトランクへぶち込み、お出かけの予定を急遽変更して私はパンツのまま2時間近く運転し家まで帰ることにした。

「あんた、神経質やねー」と相方。

「じゃまましいわい。ゴキブリを手で掴める奴とは違うと」と私。

(相方はゴキブリを手で掴んでギュっとすることができる奴)

家の駐車場に到着。代わりのズボンを持って来てもらって家に入る。

まずは、目に見えないほど小さな生物かも知れないと服を全部脱ぎシャワーで全身くまなく洗い流し着ていた服は洗濯機の中に入れスイッチON!

一息ついたところで、ビニール袋に入れていたジーンズの捜索へと入った。

ジーンズも洗濯機に入れればよいのだろうが、オレを噛んだ『奴』を探し出さずして原因のわからぬまま闇に葬ってたまるかと大型ルーペを使い一生懸命に捜索すること20分以上。

なにも見つけだすことはできなかった。

でも、私は細かい性格だし怪我までして原因不明という訳にはいかんのだ!

絶対に原因があるばずだ!

福山雅治(カリレオ)のように、きちんとした証拠を見つけ出さなくては、また同じ事件が起きてしまうではないか。

何が何でも証拠を見つけてくてはいけないと心に誓った。

ガリレオ

それから、またジーンズを手にした私。

正体不明の生物でなかったら、ジーンズの前ポケットに原因が潜んでいるはずだ。

ここでイメージ音楽スタート!

ZIPPO うるま ZIPPO うるま
小銭 小銭で約2千円
クリップ クリップ、ビス
接線 接線用端子、ジョイントプラグ

意外にも原因は ZIPPO ライターであった!

ジーンズの左ポケット(アソコ)に最も近い生地の部分を嗅いだ時、微かにZIPPOライターのオイルの匂いがしたのだ。

ライターのオイルがなぜムカデに噛まれたようにな痛みになったのかを調べたところ、ZIPPOのオイルを満タンにした時、本体から余分なオイルが零れ落ち垂れることがあり、そのオイルが皮膚に付着すると火傷のように皮膚が爛れることが、科学的・医学的にも載っていたのだった。

少し時間が経った時に25mmから30mmへと拡大したことも、焼けるような痛みもこれで全て理屈がとおる。

私は今年なって始めてZIPPOライター(日本たばこの当選品)を手にして、ちょっと格好いいかなと思っていたんだが、陰部を火傷するといった、恥ずかしくて病院にすら行けない情けなさにショックを隠しきれない。

ZIPPO愛用者には当たり前のような出来ごとでも、私は知らなかったもんだから、直ぐに水で洗い流すこともせず2時間以上も放置し、それはそれは酷い火傷になってしまったのだった。

その火傷というものがどの位の火傷なのかを写真で見せられたら一目瞭然だが、ナマコはおろか普通に陰毛は写るしでトリミングもできない。(;´Д`)

今この火傷は水ぶくれになっていて、薬剤師に聞いた火傷に効くステロイド剤(第一三共ヘルスケア株式会社 クロマイ-P 軟膏AS 6mg 火傷の跡を消す効果もある)

クロマイ-P

これを懸命に塗ってるのだが酷いありさまだから跡は残るだろう。(>_<。。)

そういうことなら、いっそのことムカデに噛まれた方がよかったとさえ思う。

今年最初の大きな怪我。とにかく情けないったらない。

実におもしろい

私は、全然おもしろくない。

私はもう2度とズボンのポケットにZIPPOは入れないのだ。

2012年2月10日 記録

喜怒哀楽は、作者たつの考えを自己中心的に書き綴るものである。

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