「達の記録館」コンテンツ表紙

日常の喜怒哀楽を写真付きで綴るエッセイ

  1. トップ»
  2. 枝葉末節:目次»
  3. No.092 2016年6月号»

北洋ベーカリー派と博多ベーカリー派とがいた

ここ2カ月ほどフランスパンがマイブームになっている私は、テレビや雑誌で紹介されている街で評判のパン屋のフランスパンを食べまくっています。

しかし、その中でも印象に残っているフランスパンと言えば「めちゃめちゃ固い」とか「めちゃ高い」とかいうものだったりします。

誰かに何処のフランスパンが美味しかった? と聞かれたら『(私が味音痴ということで)どこも大して変わらんよ』と言ってしまうでしょう。オホホ...(^o^;)

ただ、フランスパンのように固くはなく、食パンのように柔らかくもなく、丁度いい堅さで味も良いとお勧めできるパンと言えば”ベーカリーハカタ”のソフトフランスパンですね。(最近ボンラパスにも置いてあります)

ベーカリーハカタ

このパンは元々は飲食店(主に喫茶店)に卸していた業務用のパンで、高校生の頃から喫茶店によく出入りしていた私はこれをよく食べていて、喫茶店のマスター経由で翌日1本卸値で分けてもらったりもしてました。

ヘンテコな高校生だ。(笑)

ちなみに、1980年代半ばの私(高校生時)の記憶が正しいなら、ベーカリーハカタさん(博多ベーカリーと呼ばれていた)は、老舗の業務用パン屋「北洋ベーカリー」から独立した後発のパン屋さんで味も大きさも値段も同じだったことから、福岡市内にある喫茶店のマスターたちは「ウチは北洋だ」「ウチは博多だ」と、北洋と博多で完全に2分化されていた時代がありました。その後、北洋ベーカリーがパンと一緒にケーキも卸し始めたもののマーケティングに失敗して業務用パンから撤退。博多ベーカリーの天下になりました。

北洋ベーカリーさんはケーキだけは店舗(博多区須崎町)で長く販売していましたが1998〜2000年頃だったか営業不振で店舗も閉め完全廃業することになりました。

もはや、このような情報は何の役にも立ちませんが、検索しても博多ベーカリー派と北洋ベーカリー派がいたことを書いている人はいないようなので後世のために1ページ別に記録しておきたいと思います。

年配者の方しか通じない話だけど懐かしい話でしょー

そりゃいいとして、本場のフランスパンをいくら食べても、やっぱり最後はソフトフランスパンが飽きずに食べれるなというところです。

北洋ベーカリー?

喫茶店好き。珈琲好きな たっつぁっんの独り言でございました。

2016年6月29日 記録

「達の記録館」バナー

カウンターカウンター合計