車用埋め込み型USB充電2ポート|カッターで穴開け
<<<本記事では、ステップドリル(俗称/タケノコ)で穴を開けましたが、電動ドリルも持っていないという方は「埋め込み型のUSB充電器なんて取り付けできない」と思っているでしょう。
しかし、そうではありません。
自動車の内装プラスチックは衝突などの際に人が怪我をしないよう柔らかく作られていますので、金属部でない限りコンパスカッターでも穴を開けることができるのです。
OLFA ラチェットコンパスカッター 189B 価格 450円〜700円
それでは、HONDA FIT[GE6/GE7/GE8/GE9型]のパネルを使って実際にやってみます。
【手始めに】
コンパスカッターを使い慣れていない方のいきなりの本番は失敗の元です。
先ずは普通紙や厚紙などを使って円の穴開けに少し慣れてください。
(不起用な方は少しではなく精一杯練習してください)
【手順1】
円の穴開けに慣れましたら、埋め込み型USB充電器のナットを使って中心点にマークします。先の尖った目打ちや、コンパスカッターの先でもいいのでググッと力強く印を付けます。
※重要 ⇒ 貫通しない程度に、できるだけ強く深く!!
【手順2】
次はコンパスカッターの半径を測ります。
直径は29mmですから半径は14.5mmですね。
【手順3】
実際にこのサイズで埋め込み型USB充電器がジャストフィットするのか試し切りを行います。(目盛りを読み間違えたら後が大変ですから)
100円ショップに合成樹脂製のPPシートなどが売っていますので、練習も兼ねこのような素材で穴を開け、実際にUSB充電器を差し込んでみるとより確実です。
穴が大きかったらコンパスを狭めて、小さかったらコンパスを広げたりなどしてジャストサイズを見つけ『ピッタリ!!』となったもので固定します。
※重要 ⇒ コンパスのネジは”しっかり”締めてください。
コンパスカッターに慣れるために練習をきっちりされた方ならもうお分かりでしょうが、黒いラチェット式のハンドルレバーを持ちクルクル回して切れるものじゃないってことを。⇒ だから練習が必要になるのです。
【手順4】
次に、卦書くための切り込みを一度入れ、ドライヤーで加熱していきます。
何度くらいが丁度いいの? と聞かれても困りますが、通常の合成樹脂は120度ぐらいでは溶けませんので、手で触ってアチチッってぐらいで良いです。
【手順5】
練習してきたとおりに少し力を入れながら慎重に1/3回転、1/3回転、1/3回転...と回していきます。本体を回すか、コンパスを回すかは慣れた方でやりましょう。
2周ほどしたら、再度ドライヤーで加熱します。
そこそこ切れてきたら表からでなく裏から当てましょう。
その繰り返しです。
【手順6】
ビックリするほど簡単に穴が開いたと思います。
私の場合、10回転ほどさせ3〜4分で貫通しています。
(ドライヤーで加熱する時間の方が長いです)
カッターならではのきれいな切断面
コンパスカッターのまとめ
見ての通り、自動車のプラスチック内装は『加熱させすれば』厚さが3mmあってもコンパスカッターで簡単に穴を開けることができ、電動ドリルやホルソーなどの専用工具は要りません。
私はOLFA社製を使っていますが、コンパスカッターは100円ショップにもありますから、長く使おうと思わなければそちらを購入されても良いでしょう。
表面にカッター傷など入れてしまった方は、練習が不十分だったり、ネジをしっかり締めなかったりしたでしょ? ドンマイです!!(笑)
尚、空きスイッチ部分に各社用の市販USB電源を付けたらいい。ディーラーで後付けしたらいい。査定が安くなってしまわないのか。そもそも配線なんか出来ないよ。等々の意見はあると思いますが、DIY(ドゥ イット ユアセルフ)を楽しむ方へ書いています。あしからず...
私の場合の最終段階(余談として)
上記写真で気付く方はいなかったと思いますが、底部に長方形10mm×3mmのイルミネーション用の穴を開けています。
青色の多連LEDを3つ切り取りました。
それでは皆様 Good Luck!!
2018年5月11日 記録