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日常の喜怒哀楽を写真付きで綴るエッセイ

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EP-302,EP-704A,EP-774A,EP-808A リセットできない。

プリンターの廃インク交換とリセット方法

2017年7月23日、EPSON カラリオ EP-806AB(2013年12月購入)から「廃インクの吸収パッドの吸収量が限界に達しました...」というエラーメッセージが出て来ました。

廃インクの吸収パッドの吸収量が限界に達しました。廃インクの吸収パッドの吸収量が限界に達しました。

とうとう来たか!! ということで、いつものようにエプソン福岡修理センターへ持込むため、サービスセンターが移転などしていないか公式サイトで住所を確認したところ、2015年3月20日に閉鎖したとのこと。

さらに、同年月に「東京修理センター」も閉鎖したとのことです。

ま・ま・まじっすか!!

で、どうするのか?と言うと、今後は引取修理サービス(ドアtoドアサービス)で対応するとの正式アナウンスがあり、カラリオプリンター料金一覧から配送込みの廃インク交換代金が13,000円+税(8%含む合計 14,040円)と載っていて驚愕してしまいました。

ちょっと、ちょっと...

【個人資料】

持ち込みによる過去の廃インクパット交換・メンテナンス修理報告と請求金額別頁

エプソン修理報告書

(2012年以降の修理報告書は行方不明)

持ち込みだったら上記資料のとおり3,150円でやってくれていたのに、1万円も余計に掛かるって酷い話です。

しかも、私はこのプリンターを15,688円(送料無料・税込み)で購入しているので、どう考えても「新品買った方がいい」という結論にしかなりません。

で、何処か近所のパソコン屋さんで安くてやっているんじゃないかとWebサイトを色々と調べていくうち、自分でも作業が出来そうなことを偶然知りました。

そこで今回、同じ問題で困った貴方への情報、また自分の備忘録として手順を詳細に載せていきたいと思います。

廃インク交換の手順

① プリンターから廃インクのタンクを外す。

② タンク内の吸水パッドを交換する。

③ タンクをプリンターに戻す。

④ リセットするアプリケーションを入手する。

⑤ おわり

作業時間20分 たったこれだけです。

それでは実際に作業してきます。

① プリンターから廃インクのタンクを外す

①-1 パネルを開いて2本のネジを外します。

廃インクの吸収パッド交換手順1

①-2 次にタンク側を外します。

廃インクの吸収パッド交換手順2

①-3 その次に...

廃インクの吸収パッド交換手順3

[注意]右側の奥深いネジを内部に落としてしまって拾うのが大変だったというユーザーレポートが多いです。転ばぬ先の杖(ワンポイント)lightbox

①-4 本体側に付いているダボに気を付け前面カバーを外します。

廃インクの吸収パッド交換手順4

①-5 ここでまた2本のネジを外し...

廃インクの吸収パッド交換手順5

①-6 さらに外し...

廃インクの吸収パッド交換手順6

①-7 プリンター底部も1本外します。

廃インクの吸収パッド交換手順7

①-8 タンクには、ちょっとした「ダボ」が付いています。本体とタンクの隙間にマイナスドライバーなどを突っ込み軽く浮かせて(底部から)取り外します。

廃インクの吸収パッド交換手順8

①-9 取り外した廃インクのタンク重量は191.1グラム

エプソンの廃インクの吸収パッド重量

② タンク内の吸水パッドを交換する

②-1 吸水パッドをお箸などで引き取ります。

なんと、吸水パッドの重量は148.4グラム

エプソンの廃インクの吸収パッド重量2

②-2 廃インクのタンクは43.7グラム

エプソンの廃インクの吸収パッド重量2

【余談】

吸水パッドの乾燥重量はわかりませんが、20グラムあったと仮定して廃棄インクタンクの総重量から計算すると...

191.0g(タンク総重量)ー 20g(乾燥重量と仮定)ー 43.7g(タンクの重量)= 127.3g(実質インクの重量)

つまり、新品のインクには約7gのインクしか注入されていないので、約18本分にも相当します。

この18本を金額に換算すると18,000円ものインクが廃棄されて貯まっているということです。ゲゲッ!!

余談はいいとして...

②-3 私は化粧品に使うコットンをぎゅーぎゅー詰めにしました。

(コットン重量 17.1g)

エプソンの廃インクの吸収パッドにコットンを使う

コットンの大きさはタンクにピッタリです。

③ 廃インクのタンクをプリンターに戻す

外した手順を元どおり戻していってください。

これでプリンター本体の作業は終わりました。

写真や重量を量ったりしなければ、ここまでの作業時間は10分程度でしょう。

矢印【プリンターの廃インク交換後のリセット方法】へ続きます...

無駄な努力をするなかれ

コントンを詰める前に、既存の吸水パッドを再利用しようと企みました。

”手打ち蕎麦”のように「めん棒」ならぬステンレス棒を使い、インクを絞って吐き出させようと1枚1枚やってみました。

インクの絞り出し

力づくで絞り出した結果

インクをの絞り出した重量

35.8グラムのインクが絞れました。

これじゃ使えん... ホンゲェ!!

同じことを考えたあなた。

無駄な努力はしないように。(^_^;)

余談:廃インク吸収パッド(純正品)を水洗いした後に乾燥させて再利用するという手もありますが、パッドの肉痩せ、洗面所やバケツが汚れないようするための養生、手の汚れ、乾燥までに時間がかかる等々の問題点を考慮すると吸収性の信頼が高いコットン詰めが最も適しています。

その他、お掃除に使うメラミンスポンジ(激落ちくん系)、フラワーアレンジメントに使う緑色の吸水スポンジ、天ぷら油の吸収バッドを代用しても良いと思います。

矢印【プリンターの廃インク交換後のリセット方法】へ続きます...

最終更新日 2017年7月27日

■カラリオプリンター修理料金一覧表について

廃インク吸収パッド交換修理のドアtoドアを利用した料金は意外と安い

■廃インク吸収パッドの再利用について

廃インク吸収パッド 水洗い

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